清水×FC東京@ナビスコ準決勝1stレグ2009年09月02日 23時59分09秒

 今シーズン2度目の清水ホームゲーム観戦。まだ2度目かよw 子供が小さいので、なかなか見に来られないのですよねぇ・・・。そんな中、水曜ナイトゲームは、定時に終わってからクルマで向かい、終了後もすぐに出てくれば22時には帰宅できるので、土日のゲームのように1日つぶれることもなく、貴重なのです(笑)

清水の方は442で、
GK山本海人、DFは左から、太田宏介-児玉新-岩下敬輔-市川大祐
MFは左から、枝村匠馬-伊東輝悦-本田拓也-兵働昭弘
2トップにヨンセンと藤本淳吾。
ベンチには、GK:西部洋平、DF:平岡康裕、MF:マルコス・パウロ、山本真希、FW:大前元紀、永井雄一郎、長沢駿

FC東京も442で、
GK権田修一、DFは左から、徳永悠平-茂庭照幸-ブルーノクアドロス-椋原健太
MFは左から、羽生直剛-米本拓司-梶山陽平-石川直宏
2トップにカボレと平山相太。
ベンチには、GK:塩田仁史、DF:平松大志、MF:大竹洋平、田邉草民、鈴木達也、FW:赤嶺真吾、近藤祐介

 双方共に442のフラットな3ラインを敷いてきた。清水の方は岡崎が代表で不在、変わりは藤本。藤本をFWに起用するこの形は練習してきたらしいが、はたして?CBも青山が発熱で急遽欠場。変わりに児玉を入れた。
 FC東京の方も長友と今野が代表で不在だが、変わりに椋原と茂庭を使ってきた。

 前半2分、清水にいきなりのビッグチャンス。右からの藤本のクロスにファーで構えたヨンセンが至近距離からドンピシャのヘディングシュートを放つが、権田がスーパーセーブ。超決定機であったが、これを逃してしまった。

 前半から積極的だったのは、FC東京。今日の清水には裏に抜け出してスピードで勝負できるFWがいないからか、DFラインをかなり高い位置にとってきた。裏には広大なスペースがあるのだが、清水はそこを使えない。前半は、スペースを狙ってスルーパスを出しても、うまく合わずにラインを割ってしまったり、相手にカットされたりして、なかなか深い位置まで攻め込めなかった。

 極端に高いラインを敷くFC東京は、中盤で密集を作り、清水の中盤に対して激しいプレッシャーをしかけてきた。ボランチの位置でボールを奪われたり、奪われないまでも、危険な場面に何度も遭遇した。アウェーゴールを狙って積極的なFC東京の前に、清水は最初の1本以外は、なかなかチャンスを作れず、ペースはFC東京が握っていた。

 前半33分、東京は石川の右からのクロスが入り、こぼれた所に走りこんだ米本が30m近い位置からロングシュート。これがゴール右スミに決まり、東京が先制。GK山本、それほど難しくなく取れそうなシュートではあったが、反応が遅れてゴールを許してしまった。

 しかしそのキックオフ直後の攻撃で枝村が中央から、権田のセーブにはあったが、右ポストをかすめる惜しいシュートを放つと、次の右CKをヨンセンが頭で合わせてすぐさま同点に追い付く。それまで攻撃がうまくかみあっていなかったが、セットプレーをうまく決めました。

 先制された直後の1分間だけは、かなり気合が見られた清水ですが、同点に追い付いて、またマッタリモードに戻ってしまった感じ(^^; 先ほどまでと同様、FC東京のペースで進みます。
 そして42分、右サイドに流れたカボレにパスがわたると、ゆったりとしたドリブルでエリア内に進入、対応した伊東を押し込んで行き、足元でのボールの取り合いで、こぼれた場所の不運もあった様ですが、とにかく1人で突破されて、トリッキーなトゥキックで勝ち越しゴールを許し、1-2と再び1点ビハインドに戻ってしまった。

 その後はイケイケになった東京の攻勢の前にたじたじとなった清水。前半終了までの間に、3失点目の危ない場面が何度かありましたが、からくもしのぎきって前半終了。ここで連続失点しなくって、ホントに良かった・・・。

 前半のFC東京は積極的に攻めてきたが、先手を取る展開でもあったので、落ち着いて対応していたように思えた。しかし、ゴールが決まっても、東京・城福監督はいつものような派手なガッツポーズを見せず、すぐに東京イレブンに向けて、手のひらを下に向けて「落ち着け!落ち着け!」の指示を出す。さらに近くの選手を呼んで、いろいろと指示を出していた。
 米本の先制ゴール後も、ヨンセンの同点ゴール後も、カボレの勝ち越しゴール後も、常に冷静になって「落ち着け!」を繰り返していた。東京はそんなにあわてているようには見えなかったが、何かあったのだろうか?スタンドで見ている分には、ずいぶん奇異な印象を持った。

 両軍共に選手変更なしで後半戦スタート。が、開始早々いきなり大激震。キックオフから20秒くらいで、なんと岩下がレッドカードで退場。遠くてよく見えませんでしたが、どうやら平山にひじ打ちしてしまったらしい。わざとでは無かったようですが、判定は覆らず、1点ビハインドで、なおかつ残り45分を10人で戦うはめになってしまった。

 長谷川監督はここで、兵働に変えてCBに平岡康裕を投入。そのまま岩下のポジションに入れ、4バックを維持。FWだった藤本を1列下げ、ヨンセンの1トップとなる441へと移行した。

 第2戦も考えると、これ以上の失点はマズイ清水。後半の最初は我慢の時間帯が続きました。前半以上に東京がポゼッションを握り、中盤でパスをまわす。清水は1トップのヨンセンがひとりで広大なスペースを守備に奔走しますが、MF陣は抑え気味で、あまり高い位置から仕掛けには行かなかった。

 攻撃の場面でも、東京MF&DFの2ライン8名の密集地の中で、ヨンセン1人ではどうしようもなく、遅攻は完全に手詰まり状態。攻撃面では人数不足が顕著に現れておりました。1人少ない以上、ひとりで状況を打開できるような、ドリブラーが欲しいなぁ、長谷川監督は誰を投入するのかなぁ?と思って見てましたが、打開したのは平岡でした。

 リスクを欠けずにがっちり守る清水守備陣を前に、FC東京側も攻めあぐねていた感じだった後半24分、自陣右サイドでボールを奪った平岡が、市川とのワンツーで、DFラインの裏に抜け出すことに成功。そのままドリブルで攻め上がってクロスを入れる。中央で受けたヨンセンが、DFを背負いながらも粘り、上がってきた枝村に落とし、枝村がシュート。カバーに入ったブルーノの足に当たってコースが変わった事も幸いし、ひとり少ない清水がここで同点に追い付いた。

 同点以後は勝ち越しを狙ってイケイケになった清水。34分には枝村に代えて大前元紀を左翼に、39分には藤本に代えて山本真希を右翼に投入し、勝ち越し点を狙いにいった。

 FC東京の方も、羽生に代えて大竹洋平、カボレに代えて鈴木達也、石川に代えて近藤祐介と、前線の選手を投入してきました。GKの権田も、勝っている時によくやるような時間稼ぎはまったくせず、転がってきたボールはすばやく手で処理して、すぐに反撃に転じようとパスを出す。ベンチもGKも「3点目」を狙っていたFC東京でしたが、フィールドの選手にどうも覇気がないようでした。城福監督も試合後のコメントでは、交代で送り込んだ選手たちのプレーぶりには、不満足な様子でした。

 そんな中で、ひとり少なかろうが、ホームでは勝ちたい清水が、終盤に攻勢をしかける。ようやく下がってきた東京の最終ラインのおかげで、相手ゴールが近くなった清水は、両翼から仕掛け続けるが、ゴールまでは奪えず。ロスタイムに得たゴール正面からの直接FKのチャンスも逸し、4分のロスタイムの後、2-2で終了となりました。

10人で追い付いたのは収穫でしょう。が、そもそも10人にしてしまった事が、試合を苦しくしてしまった要因でしょう。審判の判定に文句を言う前に、審判を味方につけるような努力をして欲しいものです。

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