鳩山首相辞任2010年06月02日 23時59分32秒

鳩山首相が本日、辞任を表明しました。

本日は川崎出張だったため、午前10時すぎに沼津を出発。
13時半から17時過ぎまでぶっ通しで会議でした。
その間、ニュースに触れませんでしたので全く知らなかったのですが、
その後の帰りの電車内で新聞を読んでいた人がいまして、
そこにデカデカと退陣のニュースが書いてあり、驚いた次第です。

それにしても日本の首相はコロコロ変わりますねぇ・・・。
2006年の小泉首相の総裁任期満了から、安倍首相、福田首相、麻生首相と、
4年連続で9月に首相が交代してきました。
鳩山首相になった昨年の9月には長期政権になるかもと思ってましたが、
今年は9月までももちませんでした・・・。

昨年8月30日に、希望にあふれる日記を書きましたが(^^;
  http://k-ishizuka.asablo.jp/blog/2009/08/30/4552882
どれも道半ばで終わってしまいました。
サミット参加に至っては、「4年連続で出てくれ」なんて書きましたが、
1回も出る事すらできず orz


さてさて、鳩山首相は辞任すべきだったのでしょうか?
頻繁に辞任されると、無題にお金がかかるんだけどなぁ・・・(^^;

たしかに、問題点は多々ありました。
いわゆる「政治と金」の問題、
「最低でも県外」と公言していた沖縄・普天間基地問題、
「バラ撒き」と批判された子供手当て、
どうも一定しなかった感のある発言の数々・・・。
う~ん、こりゃ支持率も下がるわけですねぇ(^^;

しかし、基地問題ははたして、鳩山氏以外が首相だったらうまくいったのか?
民主党以外が与党だったらうまくいったのか?
首相が、与党が変わったからと言って、代替地が決まっていたとは思えません。

さらに、緊縮財政を推進し、事業仕分けを積極的に公開し、
世間に「国はこんなところにお金を使っていたんですよ」と広報し、
国民を教育できたという功績はあるでしょう。

今般の世間の状況を踏まえたら、誰がやっても困難なのは同じではないでしょうか。
首相が辞任しても、はたまた、仮に与党が他の党に変わったとしても、
劇的に変わるとは思えません。なのにどーして辞めるのか。

日本の政治家ってのは、どうして「責任を取って辞める」のでしょうか?
「責任を取って無給で働く」と言う勇者はいないのでしょうか?(^^;
首相も大臣も、トップが交代すると、それだけで経費がかかるのですよ。
引越しはしなきゃならないし、退任&就任に際しては花束買ってきて送らなきゃならないし、
引継ぎの説明に業務をとめて、時間を割かなきゃならないし・・・。
頻繁に交代して良い事なんかありません。サッカークラブや代表の監督と一緒ですよ(笑)
それよりも、無給で働いてくれた方が国民にとっては有り難いんですけどねぇ(^^;


しかしながら、やはり今回の民主党の失敗は、
与党としての経験の無さが出たような気がします。
野党なら言いたいことを言えたし、実現が難しそうな公約でも、
目先の選挙目当てで立ててしまったのかもしれません。
批判するだけなら楽ですものね(笑)
実際に与党になると、夢に描いていた事と現実とのギャップがあるでしょうし、
いろいろなしがらみも出てくるのでしょう。
外から見ているのと、実際に中に入って作業するのでは、大きく違います。

この後は、内閣が総辞職し、4日には衆参両院で首班指名選挙が行われ、
新内閣が発足し、来月11日の参院選を迎える事になるようです。
次の総理が誰になるのかはわかりませんが、
現実は難しいということがわかったと思いますので、
今度は、「与党」としての経験が約9ヶ月あるのですから、
「与党らしい現実的な公約」をたてて、それを実行して欲しいと思います。