ナビスコ杯第1節@アウスタ、清水×湘南2010年03月31日 23時59分11秒

ナビスコ杯が開幕。
ここまでのリーグ戦で2勝2分の清水、今季初の水曜ナイトゲームを、
仕事が終わってから見に行きました。私も、今季初観戦です。

清水の方は433で、
GK・武田洋平、DFは左から、太田宏介-児玉新-平岡康裕-市川大祐、
アンカーに山本真希、中央左に伊東輝悦、同右に藤本淳吾、
3トップは左翼に大前元紀、右翼に永井雄一郎、センターFWにヨンセン。

ベンチ=GK碓井健平、廣井友信、高木純平、辻尾真二、本田拓也、兵働昭弘、原一樹

湘南の方も433で、
GK・野澤洋輔、DFは左から、小澤雄希-島村毅-阪田章裕-古林将太、
アンカーに永田亮太、中央左にハン・グギョン、同右に小林竜樹、
3トップは左翼に新居辰基、右翼に三平和司、センターFWに中山元気。

ベンチ=GK金永基、村松大輔、遠藤航、林慧、猪狩佑貴、田原豊、チェ・スンイン


 ミッドウィークのカップ戦ということもあって、双方共に選手を入れ替えてきた。しかし、そーは言っても清水の方は、実質的にはキャリア初出場の武田くらい。その他の8人には今季4試合のリーグ戦のいずれかで先発経験がある主力。残りの先発ゼロの2人は永井と伊東だが、いずれもベンチには入っている。
 てか、永井と伊東を指して「メンバーを落とした」とは言えないだろう。清水はそれほど大胆なメンバー変更はしてこなかった。

 が、湘南は違った。かなり大胆にメンバーを変えてきた。怪我などもある様だが、主力はごっそり平塚に置いてきたようで、4日前のリーグ戦の先発メンバーからは野澤以外の10人を入れ替えてきた。

 そのうち、今季のリーグ戦での先発ゼロは6人。今日がデビュー戦のハンクギョンと、今季初出場の小澤、高卒ルーキーで出場1試合の古林をはじめ、リーグ戦では先発どころかベンチにもなかなか入れないような選手がゴロゴロw 反町監督、そーとーナメたメンバーで挑んできました。


 試合の方は静かな立ち上がりでしたが、湘南のフレッシュなメンバーが前半は躍動。全員がよく走るわ・・・。
 湘南は全体的に下がり気味でしたが、清水が自陣に入ってくると、ゾーンプレスをしかけ、ボール保持者にわっと寄ってくる。守備の意識も高く、腰を落としてまずは抜かれない様にしていて、サポートを待って人数をかけ、中に切り込ませないようにしてきた。

 当然、前線にスペースはなく、また、サイドへのチェックも早いため、清水の攻撃は3トップの両翼に入ったところで手詰まり。永井も大前もタイトな守備に苦しみ、クロスも上げられなければ、中へ切り込むこともできない。結局、MFに戻して逆サイドへ展開するも、行った先でも同じことで、またボールが戻ってくる。その繰り返しでした。

 ボールは保持するものの、エリア内までは入れない。

 こーゆー時には遠めからの飛び道具が必要になるのですが、ロングシュートが打てる山本真希が今日はアンカーの位置で守備に奔走。ボールの出し入れに気を使い、パスの出し手としての負担が大きく、とても自らシュートを狙えるような状況ではなかった。ワンボランチは難しいですね。

 この日は2列目に伊東と藤本。伊東は藤本と比べると下がり目で、山本の補佐をしておりましたが、あくまでアンカーは山本が勤める。どー考えても、伊東にアンカーやらせて山本を2列目に上げた方がしっくりくると思うのですが、長谷川監督はそうせず。

 なぜなんでしょうねぇ。

 伊東引退後の後継は本田拓也が継ぐことになりそうですが、本田のバックアップとして山本真希を考えているのか?そのために今から経験させておこうという事なのでしょうか?

 長谷川監督は我慢強くこの形を続けていき、後半27分には永井&市川の右翼コンビを原&辻尾に2枚変えしたものの、流れは変わらず。結局、後半の34分までこの形で行きましたが、今日の湘南を崩せたシーンはありませんでした。

 ついに痺れをきらせたのか、後半34分、長谷川監督は伊東に代えて本田を投入。アンカーの位置に本田を置き、山本を1列前に出す。残り10分で、山本から守備の負担を取り除き、ミドルが打てる位置まで上げました。

 さぁこの形で、引いた湘南を崩せるか? と思って見てましたが、期待された様なシーンが訪れる前に、後半40分にエリア内でヨンセンが倒されてPKを獲得してしまい、これを藤本が決めて清水が先制してしまった(笑)
 結局、山本に遠めからシュートを打たせ、相手の守備を広げ、あいたスペースに入り込んで点を取る、といった「理想的展開」は見られず。残念。

 ヨンセン、ちょっとオーバーな倒れ方に見えましたが、主審がとってくてました。湘南もあまり抗議してなかったので、ファールだったのでしょう。

 清水に先制点が入ったことで、湘南も前に出てくる。で、湘南陣内にもスペースができはじめ、サイド攻撃もできるようになり、辻尾がスピードで突破してゴール前に迫るようなシーンも出てきた。

 先制点の2分後には、エリア内に進入した原が倒され、PK獲得。これを自ら蹴った原でしたが、GKにセーブされてゴールならず。ヨンセンのは微妙に見えましたが、原の方は突破後に背中を手で押されて倒されたもの。こちらは明らかなPKでしょう。

 ロスタイムに入って、ほぼ最後のプレーで、大前の右CKをゴール前にいた原が頭で押し込んでダメ押し。先ほどはPKをはずした原でしたが、汚名返上とばかりにここは決めました。程なくして試合終了。苦しみながらも2-0で清水が勝利を収めました。

 勝ったとは言え、湘南の控えを相手にホームで85分間無失点だったのはどうなのか。最初のPKをとってくれたから良かったものの、あれがなかったら大変な事になってましたねぇ・・・。
 逆に湘南は負けたとはいえ、十分な手応えを得たゲームだったのではないでしょうか。内心、反町監督はほくそ笑んでそうですね。

 今日は、会社の先輩からバックスタンドのS指定席を頂きまして、屋根の下で見てました。普段はメインスタンドのアウェー側Aゾーン席で見てますが、S指定の方々は、ちょっと層が違いますねw昔から応援してそうな、高齢の方も多く、子供や孫を連れてきているような方々も多く、なんと言っても、野次の質が違うw
 基本的には言いたい放題言ってますが、野次が戦術的というか、マニアックというか(笑) とっても面白かったです。

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